その前にオンライン診療についていろいろ注意点がありますので以下のお読みください。

スマートフォンやタブレット、パソコンなどを使って、自宅等にいながら医師の診察や薬の処方 を受けることができる診療です 。 オンライン診療は、直接の対面による診療とは異なり触診等ができないため、医師が得られる 情報が限られます。そのため、以下のような方針により実施されます。
オンライン診療は、対面診療と適切に組み合わせて実施することが基本です。 適切な診療のため、一部の場合を除き、原則、かかりつけの医師が実施します。
※かかりつけの医師とは、日頃から直接の対面診療を行っているなど、すでに患者さんと直接的な関係がある 医師のことをいいます。
※ 医師がオンライン診療による診療が適切でないと判断した場合には、利用できません。
（厚労省HPより引用）

オンライン診療をうける際の注意点

オンライン診療は、すべての患者さんにおいて利用可能とは限りません。患者さんの安全の確保のため、オンライン診療では次のような制限がありますので、ご注意ください。

• メールやチャットのみで診療することはできません。
• 初診から麻薬や向精神薬を処方することはできません。
• また、基礎疾患等の情報が把握できていない患者さんに 対する、特に安全管理が必要な薬品（精神神経用剤、糖 尿病用剤等）や、8日分以上の処方もできません。
• 緊急を要する症状である場合など、医師がオンライン診 療を行うことが適切でないと判断した場合はオンライン診療を中止し、速やかに対面診療に切り替えます。
• 医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
  ⇒「オンライン診療で処方を受けるに当たって注意が必要なお薬一覧」も併せてご確認ください
  お薬一覧はこちら

対面診療と異なり局所の状態を見て判断することや情報量が少ないため、急性症状ではなく安定した慢性的な状態、疾患に対し、モニターで状態をお聞きした上でオンライン診療でも可能と医師が判断した場合に医学的管理やお薬の処方など行います。以下のような疾患や症状が適しているとされています。

• 舌下免疫療法の維持期
• 睡眠時無呼吸症候群におけるCPAPの管理
• メニエール病などめまい症・耳鳴の内服治療による状態維持
• 通年生・季節性アレルギー性鼻炎
• 診断がついている筋緊張性頭痛
• 診断のついたシェーグレン症候群の管理
• 診断のついた顔面神経麻痺の経過観察
• 慢性の甲状腺疾患（橋本病など）
• コロナ診断後のフォローアップ
• 通院困難な高齢者・身体障害者の方
• 発達障害などで来院時に緊張が伴う場合
• 多忙なビジネスマン・育児中・介護中・受験生・妊婦さん

⇒ただし以上の方でも何らかの急性症状・症状増悪時には対面での診察が必要です

※急な難聴や耳鳴や激しいめまい、強い咽頭痛嚥下時痛、声かすれ、喘息発作、外傷、異物、急なアレルギー症状、鼻出血などはオンラインでは診察しませんので受診してください。