スギ花粉症・ダニアレルギーでお困りの方を治す可能性があるアレルゲン免疫療法の一つとして効果的な手段です。スギ花粉症に対する治療法の一つとして近年確立された方法です。アレルギーの原因物質を舌の下側に投与して粘膜から少しずつ体内に吸収させます。治療を継続することで症状を和らげていきます。

治療期間	長期間（3～5年）、継続的に毎日1回行う必要があります。 投与量は、増量期（1～2週目）と維持期（3週目以降）により異なります。
方法	口腔溶解のアレルゲンエキスを舌の下に貯めたまま1分間じっと我慢し、飲み込みます。最初の1回目は院内で実施し、副反応の有無を確認してから帰宅して頂きます。2回目以降は毎日ご自宅で服用して頂きます。 最初の1週間分は含まれるエキス量が2週目以降と異なることもあり1週間後に一度受診して頂きますが、2週目より28日分ずつの定期処方を行います。
効果	舌下免疫療法はすぐに効果の現れる治療ではありません。アレルギーの原因物質を少しずつ体内に取り込み、免疫を整え、体質を改善する治療となります。そのため治療期間が長くなることはご理解ください。また、100％の患者様に有効とは言えません。さらに途中でやめた場合にも効果が期待できません。

当院は佐賀県で初めてアレルギー検査のためのドロップスクリーンという最新の検査機器を導入いたしました。

ドロップスクリーンでは、従来の検査で必要だった腕からの採血が不要となり、指先に小さな針を刺して数滴だけ血液を採取してアレルゲン（アレルギーの原因物質）を調べることができます。一度に41項目の検査ができます。大きな針を刺す必要がなく、指先から採血する際も小さな針を刺すだけですので、少しチクリとした程度で痛みが少なくお子様への負担を最小限に抑えることができます。

これまで注射を嫌がっていたお子様や痛みが苦手な方におすすめの検査方法です。もちろん保険適用ですので中学生以下の子供さんは窓口での医療費の負担はありません。
（3割負担の患者様では約5000円弱の窓口負担になります。）

さらに、これまでは採血を行ってから、専門の機関での検査が必要なため、検査結果の取得までに1週間弱かかっていました。しかし、ドロップスクリーンでは、採血後30分で結果がでるため、検査当日に結果をご説明し、治療を始めることができるようになりました。
昔検査をされたことがある方も、値が変わってることもありますし、慢性的な鼻炎や花粉症があったけど、検査をしたことが無いというお子様や、保育園に行く前、または小学校に上がる前に食物アレルギーを含めて検査しておきたい場合、湿疹や蕁麻疹などアトピー性皮膚炎様の症状のあるお子様は皮膚科からの依頼で検査をしています。

引用元：日本ケミファ

引用元：日本ケミファ